無精子症といっても、1つではありません。
治療を進めて精子が回収できるかどうか(顕微受精に進めるかどうか)、
それにより、大まかな確率が判断できるようです。
わたしも主人が無精子症だとわかるまでは、知りませんでした。
まず、無精子症とは、射出精液中に、精子が一匹もいない状態のこと。
精子が少ない、乏精子症とは違います。
そしてこの無精子症は、「閉塞性」と、「非閉塞性」の2種類あります。
これは、
「精子の通り道が つまってることが原因かどうか」で、2つに分けられます。
精巣内(精子工場場)で、精子は作られてるけど、精管(道)がつまってて(あるいは道が生まれつきなくて)
一匹も精子が外に出てこないのが、
「閉塞性無精子症」。
無精子症を公表し、いまや三児のパパのダイヤモンドユカイさんは、
この閉塞性無精子症ですね。
この通り道が、
つまってないのに精子が一匹も外に出てこないのが、
「非閉塞性無精子症」です。
そして無精子症の8割が、この「非閉塞性」で、私の旦那さんもそうです。
道がつまっているだけならば、
その通り道を治療、もしくは精子工場まで直接取りに行けばよいのですが、
道がつまってないのに、精子が出てこないのは、、、
じゃあどこが悪いのだろう??と思いますよね。
大まかに、
①そもそも精子がつくられてない
②精子をつくる能力がとても低い
の2つだそうです。
①は、生まれながらの先天性で、染色体の状態や欠失などによるもの。
②は、生まれた時は問題のなかった精子を造る能力が、
何らかの理由により低下してしまった場合です。
原因ははっきりしない場合が多いそうですが、
抗がん剤の使用や、「おたふくかぜ」のウイルスよるもの、「精索静脈瘤」という精巣近くの血管が太すぎる状態、また先述の停留精巣なども一因になりえます。
ちなみに、
精巣にメスを入れての回収率は、
精管(道)のみに問題のある閉塞性、の場合は、
ほぼ100%、
精巣(精子工場)に問題がある場合は、20~40%と言われました。
では、あきらめなければならないのか?
いえ、
今は医療が進歩しています。
検査の数値が悪くても、
精巣にメスを入れ、中を見れば精子がいる可能性もあります。
精液検査の結果だけで絶望せずに、
医師による問診と触診、
遺伝子検査(高いですが…)してみた方がいいです。
ゼロがゼロじゃなくなるかもしれません。
もしも、精子そのものがいなくても、、、
今は精子になる前の細胞、
精母細胞という細胞から顕微受精もできるようになっています
(これは、日本ではダイヤモンドユカイさんがかかられた北九州のセントマザーでしかやっていないようですが…)
また、これも自分が不妊治療を始めて知ったことですが、
日本は、不妊治療患者数が世界一位!だそうです。
それだけ多くの人が悩んでいることでもるし、
あきらめずに頑張っているっていうことですね!