緊張しながら部屋に入ると、ネットなどで拝見した院長本人が!
芸能人にあったような気分!
ネットなどで見たより、お年を召されているように感じました。
その院長先生以外に、お弟子さん?みたいな女医さん一名と、看護婦さん一名が、終始いらっしゃいました。
早速、「これまでの診断結果を見せて」と言われたのでお見せしました。
つじクリニックさんの診断結果を見て、
先生「FHの数値が高いねー。うん、高い。
これは恐らく非閉塞性で間違い無いでしょう!」
やっぱりか、と思ってうなずく私たち。
私「その場合、やはりTESEですか?」と質問。
先生「非閉塞性の場合、Micro-TESEを受けることになるけれど、この手術をして精子がいれば回収、いなければ残念ながら子供はいない人生になりますね。」
先生「他には検査した?
染色体検査じゃなくて、感染症。
B型肝炎とか。
うちで手術を受けてくれるなら、この検査今日やっちゃいましょう。心電図も!」
私たち「えっ?」(´・ω・`;)(´・ω・`;)
正直セントマザーで受けるかどうかも決めてない。
先生から見て、ひとまず望みがあるのかどうか、ご意見を聞きたかったので、
とまどう私たち。
先生「検査は二時間かかるけどいい?
これはね、保険が効く検査なんですよ!
三分の一の負担でいいの。
やっちゃいましょうか!」
と、勢いよく言われ、検査することに。
「じゃあ!
また2時間後くらいに来てくださいね!」
といわれ、いそいそと看護婦さんに案内され検査をし、
空き時間は向かいのファミレスで時間を潰すことにしました。
彼は緊張したままで、食欲がなくドリンクバーのみ。
とりあえず、この後検査結果出たら、
手術するのかと聞かれるだろうと思い、
私「セントマザーで受ける?どうする?」
と切り出す私。
旦那さん「…まだ、わからない。。
希望が、あるのか、どうなのか、
わからないし。」
と、やはり前向きになれない旦那さん。
まぁ、たしかに、と思いました。
私も、正直、
あの有名な先生に会ったら、
前向きな可能性を見つけてくれるかも、
私たちに、
「大丈夫ですよ!任せてください!
うちはこんな患者さんも、こんな患者さんも、
子供を持てましたよ!」と、
踏み出す勇気をくれるかも、と思ってた。
でもお医者さんだから、
そりゃ、リスクや希望しない結末の場合の話もされるわけで。。
“子供はいない人生”
その言葉が衝撃的すぎて、寄せ集めた勇気が凍りついてしまったのです。
あくまでたとえの話で、お医者様としてはリスクも話さなければならないのだから、きっとしょうがないことなんでしょう。
でも、せっかく旦那さんが前向きに検査受けてくれたのに、と思ってしまう。。
さて、
2時間が経過し、病院へ戻ったことを伝え、診察室へ。
ずーん、、、としながら席に座る私たち。
先生「手術どうします?来月にもできますよ!」
私たち「…検討します。」
そこからはアッサリ終わって、
お会計して帰路に。
元気のない旦那さんを見るのは
とても辛く悲しいです。。
立ち止まると、中々歩き出し始めるのは怖いもの。
そこからまた悶々とした日々が始まるのでした。